軽度認知障害からの復活/医師で作家・鎌田實の「鎌田式 究極の若返り健康術」

健康連載 鎌田式究極の若返り健康術

<33>軽度認知障害からの復活

認知症は4つの段階に分けて考えられています。

<1>正常

<2>主観的認知機能低下(SCD)

<3>軽度認知障害(MCI)

<4>認知症

主観的認知機能低下とは、周りの人は認知機能が低下していると思っていないが、自分は認知機能の低下を感じて心配している状態。

認知機能の低下には、「記憶障害」「失語」「失行」「失認」「遂行機能障害」の5つが挙げられます。

「失語」とは、会話がうまくできなくなって聞き取りが悪くなったり、言いたいことがうまく言えなくなったりする状態。「失行」とは、まひはないが、例えば服が着られないなど(着衣失行という)。「失認」とは、目の前に見えているものが何なのかがよくわからない状態。よく知っているはずの場所で道に迷うなどが起こります。

・遂行機能障害

料理など複雑ないくつかの工程を難なく考えながらやることができなくなる状態を遂行機能障害と言います。

今のところぼくには、どれもなさそうです。でも記憶力は、もともと悪い上に、人の名前が出てこないことが多くなりました。なのでぼくは、軽い主観的認知機能の低下があると思われます。軽度認知障害の一歩手前と考えています。

現在、軽度認知障害は推定670万人。軽度認知障害は、半分は正常に戻ると言われています。ぼくの友人は、絵画療法、楽器演奏、筋トレなどにコツコツと取り組み、結果3年程で健常な認知機能となり、軽度認知症害から回復することができました。