夢の万能ホルモン「マイオカイン」/医師で作家・鎌田實の「鎌田式 究極の若返り健康術」

健康連載 鎌田式究極の若返り健康術

「鎌田式 究極の若返り健康術」<49>

若返りホルモンとも言われるマイオカイン。筋肉は、マイオカインを産生する内分泌臓器としての役割を果たしています。マイオカインを出すには、軽い負荷がかかる運動が効果的です。

筋肉が1番大きいのは、大腿(だいたい)四頭筋。スクワットはその大腿四頭筋に自分の体重で負荷をかけることができます。

・内臓脂肪を減らす

筋肉が少ない人ほど内臓脂肪が多く、糖尿病になるリスクが高まると言われています。脂肪肝と言われたことのある人は、スクワットやランジをすることでマイオカインが分泌され、改善が見込まれます。

マイオカインにはさまざまな分泌物質があり、イリシンは、骨密度を上げると言われています。骨密度には鎌田式かかと落としが有効です。インターロイキン15は、皮膚代謝を促し美しい肌を作ります。筋肉があった方が、若々しい肌になるということです。

・タンパク質レバレッジ仮説

BMP2は、食欲の抑制をしてくれます。筋肉ができてくると、ほどほどのところで食欲にブレーキがかかるということです。インスタント食品などを食べて、またすぐに食事したくなるのは、タンパク質が足りていないからと言われています。

肉や魚、チーズ、納豆、高野豆腐などをしっかり食べると、タンパク質レバレッジというのが効いて、食べすぎを防ぐことができます。レバレッジとは、てこの原理。てこの原理で、満腹中枢が満たされ、メタボから自然に無理なく脱却することができるようになるのです。