「痛み止め」は短期勝負的につかう/医療ライターしんどうとも

いまさら聞く!整形外科のトクする話

いまさら聞く!整形外科のトクする話<5>

背骨は、お互いの組織が協調しあっていることが特徴だ。自治医科大学整形外科の竹下克志教授が続ける。

「背骨には肩や腰に比べるとはるかに多くの関節があって、それらがちょっとずつ動いています。この“ちょっとずつの動き”が悪くなるので、全体として固くなり、昔は前かがみになると床にペッタリ着いていた人ができない。曲がらない状態で、昔のように生活すると筋肉を無理に動かすことになり、関節を痛めたり、ギックリ腰になったりするというわけです」(竹下教授)

どうやらその人の年齢を超えたような負担がかかることが痛みの原因にもなるらしい。ちなみに「痛み止め」の薬については主治医とよく相談を。

「痛み止めについてはとくに問題がなければ、それを使うことで症状のつらさをとることができます。ただし、元々の原因があってそれを治せるものは治したほうが長い目で見てよいと思います。また、一般的には薬剤には長く服用するとよくないものがあるので、やはり短期勝負的な治療と思っていただくのがいい。主治医とはよく相談してほしいですね」(竹下教授)

そもそも「痛み」は「筋肉が硬くなってきた」というサインともとらえることができる。

「予防のひとつは痛みを少なくすること。ふだんから体を動かして筋肉を硬くしないことですね」と、竹下教授は話している。