「朝タン」「朝ベジ」「朝トレ」のすすめ/鎌田實

鎌田式 死ぬときに後悔しない生き方

鎌田式「死ぬときに後悔しない生き方」<30>

健康への近道は、体内時計のリズムに合わせた生活習慣をすることにあります。そこで3つの、朝の習慣を提案しましょう。

1つめは「朝タン」。朝、タンパク質をしっかりとることです。タンパク質は朝とるほうが筋肉になりやすいと言われています。卵や魚、肉、大豆などを朝食でとりましょう。

【朝メシにタンパク質】

1人暮らしの人や料理を作るのが面倒という人には、サバ缶やイワシ缶などが便利です。これらに含まれるDHAやEPAという不飽和脂肪酸は、体内時計をリセットする作用があることも知られています。ぼくは、瓶詰めのオイルサーディンに食べるラー油をのせてよく食べています。

2つめは「朝ベジ」。朝、野菜をとることです。朝の食物繊維にも、体内時計をリセットする作用があります。また、トマトに含まれる抗酸化物質のリコピンは、朝のほうが吸収されやすいので、どうせなら朝とるほうがお得だと思いませんか。

3つめは「朝トレ」。朝、運動することをおすすめします。朝の運動効果は前述しましたね。ウオーキング+スクワット、かかと落としなどの筋活運動が大事。通勤時、駅までの歩行を早歩きにするといい。

【筋活はシニアの生活を明るくする】

朝飯にタンパク質が大事と伝えてきました。要介護にならないためにはフレイルにならないこと。85歳以上では35%の人がフレイルと言われています。後悔しない老後を送るためには、60歳ぐらいからタンパク質をしっかりとって、筋活をすることが大事なのです。