テストステロン・アップに有効な「有酸素運動」と「レジスタンス運動」/土井直人

【カット】その不調、男性更年期障害かも

その不調、男性更年期障害かも<24>

「LOH症候群(男性更年期障害)」は、男性ホルモンの「テストステロンが低い」ことで心身にさまざまな症状が出てくる病気。治療の基本は不足したテストステロンを補充する「テストステロン補充療法」を行うことです。これは、泌尿器科や専門外来などで治療を受けなければなりません。もちろん、「自分でできるテストステロン・アップ術」はいろいろあります。今回は「有効な運動」を紹介します。

運動は大きく2種類、「有酸素運動」と「レジスタンス運動」に分けられます。普段からあまり運動していないメタボ(メタボリック・シンドローム)の人などは、まずは有酸素運動から始めましょう。有酸素運動には「ウオーキング」「ジョギング」「水泳」「エアロビクス」などがあります。ウオーキングの場合は脈拍を120~140くらいにして、1回に20~30分行いましょう。これは少し速足でのウオーキングになります。脂肪を燃焼させて消費カロリーを増やすので、メタボの改善につながりテストステロン値もアップします。さらに、ウオーキングなどを行うときは、太陽の下で行うとビタミンDの生成が増え、テストステロンが増加します。

有酸素運動をきちっと行えるようになって身体が慣れてきたら、有酸素運動を行う前に筋肉量を増やすレジスタンス運動を行うのがお勧めです。レジスタンス運動は筋トレの一種。よく知られているのは「スクワット」「腕立て伏せ」「かかと上げ」などいろいろあります。レジスタンス運動は20分くらい行うのがお勧めで、ゆっくり行うので20分はすぐにたってしまいます。レジスタント運動で筋肉量が増加し、運動で糖質が分解され、さらに、有酸素運動が加わるので脂肪燃焼にスイッチが入ります。これを少なくとも週に3回程度行うのがお勧めです。

(医学ジャーナリスト 松井宏夫)