鎌田式『百年健康』のつくり方<16>
40代から50代は更年期。老化の曲がり角だ。男性はテストストロンという男性ホルモンが低下しさまざまな不調が起きる。女性はエストロゲンが低下して、不安感や肩こり、動悸(どうき)やのぼせ、ホットフラッシュなどが起きてくる。体を守る働きをしていたエストロゲンが減少することで、高血圧、動脈硬化が起きやすくなる。一番の問題は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)だ。
エクオールというエストロゲンの一部を尿検査で測定することができる。最近では、インターネットで検査キットを購入し、自宅で採取して郵送するというサービスも増えている。
エクオールが全く産出できていないようなら、婦人科で更年期障害の治療を受けた方がいい。エクオールの減少が中等度なら、生活の中で注意していくことが大事だ。
生活改善で更年期の不調を和らげる
一番は、大豆食品を毎日食べること。エクオールのもととなる大豆イソフラボンは体内に蓄積できないため、毎日食べる必要がある。豆腐や納豆もいいが、一番のオススメは高野豆腐。
次に大事なのは、食物繊維。エクオールを生成するには、腸内環境が良好であることが大事。野菜やキノコ、海藻を積極的に食べよう。
もう1つ大事なのが筋肉。筋肉と腸は、脳と腸のように相関関係があり、ぼくは筋腸相関と呼んでいる。筋肉を動かせば腸内環境が良くなり、腸内環境を良くすれば運動成果が向上する。
これを機にジム通いを始めるのもいい。ジムに通わなくても、この連載を読みながら、今日からスクワットやランジなどの筋活を始めてみませんか。