鎌田式『百年健康』のつくり方<17>
ミドルエイジになると、自分の人生の頂点が見えてくる。同期と出世争いをしていた男たちは、自分はどうも課長止まりだなとか、部長止まりだなというのが、薄々見えてくる年ごろ。女性も、子どもが進学や就職で親元から離れていくと、手をかけるものがなくなって、空の巣症候群に陥ったりする。生きがいが消えやすい時でもあるのだ。
ちょうどこの頃、男女ともに更年期を迎える。ホルモンのバランスが崩れ、同時に体調も崩れやすくなってくる。ピンチがいっぱい転がっている時期だが、実は人生を変えるチャンスでもあるのだ。
ぼくが通っているジムに通っている50歳くらいの女性は、なんと20キロほど減量して、ボディービルの大会に出るようになり、長野県で3位になった。
目標を持っている人は強い
ぼくの知り合いは、50歳に近づいて肥満が起きていたが、学生時代にやったスキーやテニスをもう一度始めた。冬は毎週末スキーに行く。ふぶいても新雪を滑りにさっそうと行くのだ。この時期に仕事以外に新しいものを見つけることが大事。ぼくは櫻坂46のファンで、「ガラスを割れ!」や「不協和音」などの歌が好き。櫻坂46ならぬ、「下り坂46」なんていう中年グループができたら面白いなと思っている。
下り坂は新しい人生の始まり
まずはウォーミングアップ、体を作り直すことが大事。体を作っていくと、心も作り直されていく。生活習慣を変えると、自然と仕事もやる気に満ちてきて、課長止まりと思っていた男が、同期を抑えて部長になるなんてことも起きるかもしれない。