鎌田式『百年健康』のつくり方<22>
「身辺整理」と似ている言葉に、「断捨離」や「ミニマリスト」があるが、無理やりモノを減らさなくちゃいけないとか、無駄なモノを買わないというのは、自分の性格に合わない。度を超した倹約病になったら、人生が面白くなくなってしまう。
55歳から70歳は林住期
もともとの考え方は、森や林に隠棲(いんせい)しながら様々な人生の問題を考えていく時期と言われているが、今はそんな時代ではない。
ぼくは、36歳で病院長になり、52歳で病院長を辞め、56歳で病院を退職した。(今も病院には定期的に通い、相談役みたいなことをしています。)この時期に2つのNPOを作り、毎年2億円ほどの支援金を集めてきた。同時に作家としての仕事も始めた。何をしたいのか常に自分に問いながら、ヒト、モノ、カネの身辺整理をしてきた。
70歳からは遊行期
遊行期は死への準備期間と言われている。上手に身辺整理をしながら、寿命を予想しつつお金を使い切る。「1%は誰かのために」と思って、困っている人に手を差し伸べる。この世にやり残すことがないように、やりたいことをやる大切な時期。面白いことに貪欲(どんよく)でいい時期だ。
70歳を超してからは、ヒト、モノ、カネの身辺整理だけではなく、自分にこびりついた癖や邪気の身辺整理することによって、より楽しい生活をしながら80歳の壁を超していきたい。
ゼロからゼロへ
ゼロで生まれてきたのだから、ゼロで死んでいく。上手に人生を楽しんで、お金もぴったりゼロになるようにいけたらいいなと考えている。