鎌田式『百年健康』のつくり方<29>
年をとると睡眠する力が衰えてくる。それでもできれば6時間は眠りたい。深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠は、1時間半ぐらいの周期で繰り返されるので、6時間眠ると4回ほどノンレム睡眠をとることができる。
7・5時間ほどしっかり寝て、目覚めが良く、前日の疲労感が残らない睡眠が理想的。睡眠力が高いと言える。
深いノンレム睡眠は、主に脳や心の疲労を修復し、浅いレム睡眠は、主に体の疲労を修復すると言われている。浅い眠りも結構大事なのだ。
深いノンレム睡眠の時に、記憶の定着が行われ、自律神経も整えられる。認知症に深くかかわるアミロイドベータという物質の排出も深い睡眠時に起こるので、認知症予防のためにも深い睡眠は必要だ。
自分なりの寝姿勢で
ぼくは不整脈があるので、右下側臥位(そくがい)で寝るようにしている。左胸にある心臓が圧迫されず、負荷がかかりにくい。胸やけや逆流性食道炎がある人は、逆流を防ぐため左下側臥位で寝るのがおすすめ。
腰痛のある人は、うつぶせでは腰がそって腰に負担がかかるので、仰向けか横向きどちらか好きな方で寝るといい。仰向けの時には、ひざが少し立つようにひざの間にクッションを入れたりするのも良い工夫である。腰痛に左右差があるときは、痛みがある方を上にして側臥位で寝るといい。ぼくは腰痛持ちだったが、この7年間ぐらいは腰痛が全く起きなくなった。
百年健康のためには、痛みのない楽な自分なりのポジションを見つけて、睡眠力を高めていくことが大事だ。