鎌田式『百年健康』のつくり方<31>
うまいように死ぬためにはうまいように生きること
そのためには、脳卒中、認知症、フレイルにならず、90歳の壁を越していくことが大事。脳卒中のひとつに脳梗塞(こうそく)がある。その脳梗塞にならないためにどうしたらいいかを考えてみる。
隠れ脳梗塞
直径0・2ミリぐらいの細い血管が詰まる。ラクナ梗塞とも言われている。一番の要因は高血圧。高血圧が動脈硬化を引き起こし、脱水などで血流が悪くなると血管が閉塞(へいそく)して起きる。普段から血圧を上げないことと、脱水に注意。特にこれからの季節は発汗などで体内の水分が不足しやすいので要注意だ。
アテローム血栓性脳梗塞
脳の太い血管に血栓が起きる。原因はやはり高血圧と糖尿病。脳梗塞は、冬に多いと思われているが、実は夏にも多い。特に脱水には要注意。寝る前に水を飲むこと。起床後すぐに発症することもあるので、起きてすぐコップ1杯ほどの水分を補給することは、アテローム血栓性脳梗塞を予防するためにはとても大事。
ノックアウト型脳梗塞
心房細動などの不整脈があると、心臓で血栓ができ、それが血管を流れていって脳の血管で詰まり、脳梗塞が起きる。心原性脳梗塞症とも言われている。太い血管に起きることが多いため、死亡率が大変高い病気だ。
ぼくは心房細動があったため、アブレーション治療を行った。心房細動を起こさないように、カテーテルを使って心臓の筋肉を焼く治療だ。不整脈のある人は時々病院でチェックをしておくことが大事だ。