スーパーエイジャーになろう/医師で作家・鎌田實氏

健康連載「鎌田式『百年健康』のつくり方」

鎌田式『百年健康』のつくり方<47>

80歳以上になっても、50歳前後の認知機能(理解、判断、論理などの知的機能)を持つ人を「スーパーエイジャー」という。

米ノースウェスタン大学の研究によると、大脳皮質の厚さの減少率は一般高齢者では2・24%なのに対し、スーパーエイジャーは1・06%。また嗅皮質の衰えが少なかったという。海馬という記憶の中枢と接する部分だ。嗅覚が弱ってきた人は要注意。

認知症の原因といわれるアミロイドβが脳に溜まり始めると、脳の萎縮も同時に起きてくる。スーパーエージャーたちは、アミロイドβが溜まりにくい生活習慣をしている。

どうすればスーパーエイジャーになれるか

<1>活動的である

ウォーキングやランニング。テニスやスキーなど、インターバルで心拍数を上げるスポーツがいい。

<2>適正体重を保つこと

ちょい太で大丈夫。BMI(ボディマスインデックス)は24~27ぐらい。超肥満と言われる30を超えないように。

<3>人付き合いがいい

ソロ立ちして孤独にも強いが、同時に閉じこもらず、人付き合いもいい。

<4>自己肯定感が高い   環境への適応力が強い

80歳を越しても、成長し続けることが大事。音楽をやったり、新しい料理に挑戦したり、ジムに通って少し負荷のかかるバーベルに挑戦したりすることで、自分に自信を持ち続けることができる。老化による認知機能の低下は必ずしも避けられない運命ではない。スーパーエイジャーの行動を見習って、心と体と脳を若々しく保ち続けよう。