【アルペン】日本男子唯一出場の小山陽平に母校熱い声援 途中棄権も「攻める姿勢すごかった」

小樽双葉高では男子回転に出場した小山の応援会が行われた(撮影・奥村晶治)

<北京オリンピック(五輪):アルペン>◇男子回転決勝◇16日◇国家アルペンセンター

北京五輪第13日は16日、アルペンスキー男子回転が行われ、初出場の小山陽平(23=ベネフット・ワン)は1回目で途中棄権した。

日本男子ただ1人のアルペン代表には、母校小樽双葉高から熱い声援が送られた。在校生約180人と職員らが体育館に集まり、小山を祝福するのぼりが設置された大型スクリーンに向かって一喜一憂した。

28番滑走の小山が画面に映し出されると、ボルテージは最高潮。生徒らは手にした応援うちわを掲げて熱い気持ちを届けた。結果は片足旗門不通過の反則で途中棄権となり、2回目に進めなかったが、野球部主将の石坂誠樹(2年)は「格好いいっすね。世界規模の大会に出るだけでもすごい。先輩に負けないように頑張りたい」と刺激を受けていた。

野球部とスキー部は交流が深く、スキー大会の当番校時は、野球部員が旗門員や昼食の弁当運びを担当するなど裏方として支えている。野球部監督で3年間、小山の担任を務めた長谷川倫樹教諭(38)は「野球でも育ててみたかった。きっといい内野手になっていた。空気を読むのが上手で大人だった。勉強も一生懸命で正しい努力をできる子なので今日の経験を糧に気持ちを切り替え、再スタートを切ってほしい」と話した。

選抜大会を控えるスキー部は、合宿先の遠軽で同校出身男子初のオリンピアンの滑りを見届けた。玉川祐介スキー部監督(40)は「苦手の緩斜面でもリズムが良く、上位に食らい付いてもおかしくない前半ラップ。それだけに残念だが攻める姿勢はすごかった。すぐにW杯が始まるし、また1つ1つ積み上げて次の五輪では、ぜひともメダルを見たい」と期待を寄せた。