<北京オリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇7日◇団体・ペアフリー◇首都体育館
暫定3位で最終日を迎えた日本は三浦璃来(20)、木原龍一(29)組(木下グループ)が139・60点で、5組中2位に入った。今後棄権などなかった場合、2種目を残して日本の3位以上が確定した。
演技後、木原は「団体戦は最初からみんながいい流れをつないでくれたので、何とか流れをつなぎたかった。本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。三浦は「私たちは2カ月、3カ月くらい試合がなかったので、試合の感覚を取り戻せたことがとても良かった」と振り返った。
初のメダルを目指す日本に「りくりゅう」は大きく貢献した。初日(4日)のSPでは10チーム中4位と健闘。18年平昌五輪の団体戦ペアSPは8位にとどまっており、2人の急成長がチームの底上げとなった。
2人が世界で戦う上での自慢は何か-。
そんな問いに木原は悩みながら、こう言い切った。
「リフト自体はそこまで難しいことはやっていないけれど、アイスカバー率。リフトをやった時の、リンクのカバー率を見ていただけたら。とにかくスピードを減速せずに、上げたポジションから遠くまでリフトを継続できる。3回転以内で遠くにたどりつけるか、が大事になってきます」
ペア結成3季目。特別な練習をこなしたわけではなく、日々の積み重ねで磨いた。三浦は五輪初出場だが、木原は別のパートナーと組み、14年ソチ、18年平昌に続いて3大会連続の大舞台。ソチ五輪の1年前にシングルからペアへ転向した。米国出身で五輪2大会出場の佐藤有香さん(48)、そして元ペア選手のジェーソン・ダンジェン・コーチ(54)から基礎を学んだ日々。ダンジェン・コーチからの印象的な言葉がある。
「おいしいケーキを焼くのには、時間がかかるよ」
パートナーも、環境も変わった。それでも「丁寧に作っていただいたベースが、今、役に立っている」と感謝する。三浦は「私は氷から足が離れている。姿勢を変えてもそのポジションを停止できるように、負担をかけないように頑張っています」と力を込める。
団体SP、フリーの2日間で、2人の成長ぶりは示した。次は2人で、18日からのペアSPに臨む。中国はペア大国で、開催も個人種目の最後となる。「りくりゅう」の魅力を、世界に発信する。