北京五輪カーリング女子「ロコ・ソラーレ」が20日、日本初となる決勝に出場し、英国と対戦する。チームの拠点、北海道旧常呂町(現北見市)で焼き物の「カーリングポット」を作っている「流氷窯(手工芸の館)」の佐藤麻早美さん(48)は19日、「ぜひ金メダルを取って欲しい」とエールを送った。
旧常呂町はロコ・ソラーレのレギュラー藤沢五月(30)吉田知那美(30)夕梨花(28)姉妹と鈴木夕湖(30)の4人のうち、合併前は隣町だった北見市出身の藤沢を除く3人の地元。常呂町は88年に国内初の屋内専用競技場ができ、06年に公開されたカーリング映画「シムソンズ」の舞台となった。ロコ・ソラーレの「ロコ」も「常呂っ子」が由来。日本のカーリングのふるさとだ。
佐藤さんによると、ロコ・ソラーレは18年平昌五輪後、流氷窯を訪れ、陶芸に挑戦していた。手づくりで花を生ける「花入(はないれ)」を作ったといい「息抜きで来たんだと思う。いつも応援しているからうれしかった」と目を細めた。
約30年前から製造している流氷窯のカーリングポットは、今ではふるさと納税の返礼品。持ち手の部分がふたとなっており、砂糖やあめなどを入れる小物入れとして人気を集めている。佐藤さんは「ロコ・ソラーレが試合に勝つと、注文が10件くらい増えます。1人で25個買う人もいますね」と話した。18日に行われたスイスとの準決勝の影響も大きく、ネットの注文が相次ぎ、ポットは注文から届くまでに2週間以上かかる状況だという。佐藤さんはロコ・ソラーレの大一番を前に「優勝したら金のカーリングポットを作ってみたいです」と金メダルに大きな期待をかけた。【沢田直人】