<北京パラリンピック:アルペンスキー>◇5日◇延慶
アルペンスキーの男子滑降(座位)で森井大輝(41=トヨタ自動車)が、1分18秒29のタイムで銅メダルを獲得した。金メダルのニュージーランド選手には1秒56及ばなかったが、5大会連続メダル。「コースがすごく難しくて、苦しいレースでした。ゴールしたときに後悔しないように、攻める滑りはできた」と、ホッとした表情で振り返った。
世界選手権やW杯総合で優勝しているが、過去5度出場したパラリンピックでは銀4、銅1と頂点に立っていない。この4年間はパワーリフティングに挑戦して筋力を強化。チェアスキーのセッティングも「100通り以上試して」万全の準備をした。
最初の滑降では悲願の金メダルは逃したが、今大会も全5種目にエントリーしている。「表彰台に上がるのはすごくうれしい。ただ3番のメダルを取りにきているわけではないので、表彰台の真ん中に立てるように残るレースを頑張りたい」。残る4種目で悲願の金メダルを目指す。
◆森井大輝(もりい・たいき) 1980年(昭55)7月9日、東京都あきる野市生まれ。高校ではアルペンで全国総体出場を目指したが、2年時にオートバイ事故で脊髄を損傷。病室で98年長野パラリンピックを観戦し、シッティングスキーを始める。パラリンピックは02年から6大会連続出場。今大会の滑降を含めて銀4、銅2。14年ソチ大会では日本選手団主将を務めた。