<北京オリンピック(五輪):スピードスケート>◇女子500メートル決勝◇13日◇国家スピードスケート館
5種目に出場する「オールラウンダー」の高木美帆(27=日体大職)が37秒12の自己ベストで銀メダルに輝き、1500メートルの銀に続く今大会2つ目のメダルを獲得した。通算では5個となり、夏冬の五輪を通じて日本女子最多記録(柔道の谷亮子)に並んだ。
「肩に力が入っているぞ」
レース前に、何度もその言葉を書けられた。声の主は日本代表を指導するヨハン・デビット・ヘッドコーチ。3日に新型コロナウイルスの検査で陽性となり隔離生活を続けていたが、この日から復帰した。
最も身近で見守り続けてくれた存在。
「表情やスケートのちょっとした変化に気づいて、適切な言葉を常にかけていてくれた。急にいなくなった時に、それに自分で気づいたり、気持ちを奮い立たせたりするのをしないといけなくなった時に、ヨハンの存在の大きさをあらためて感じる部分ありました」
肩の力を抜くような指示も、それだけで考えが広がる。
「単純に力を抜けばいいわけではなく、そこから動きにどういう変化がでているか、言葉から情報を拾ったりもしているので、それもあるかな」
2つ目の銀メダルを手にしたいま、あらためて思った。
「1人では強くなりきれなかったところもあるかなと感じてる部分もあるんですけど、いまは一緒にリンクで戦えることできて良かった」
恩師とともに戦い抜く。