体を動かすことは小さい頃から好きでした。小学校低学年時代を過ごした旧満州では、夏は水泳、冬はスケートを楽しんでいましたから。今でもスポーツは好きですね。

東京五輪では、日本が活躍できる競技を応援します。中でも、今回の世界陸上を見て、競歩が好きになりました。男子50キロで金メダルを獲得した鈴木雄介さん(31=富士通)、20キロを制した山西利和さん(23=愛知製鋼)、素晴らしい。酷暑のドーハという舞台で、暑さ対策も万全だったと思います。来年に向けて、いい前哨戦になったのではないでしょうか。

かつては、「こっけいな格好で歩いているな」と思っていた競技でしたが、世界一美しいといわれるフォームは、見ていても非常にきれいでした。ぜひ、しっかり準備をして、雄姿を見せてほしいと思っています。

それから、日本武道館の評議員でもありますので、空手と柔道には期待しています。チケットは手に入っていないのですが。

特に、空手。今回、公式競技になりました。「KARATE1プレミアリーグ2019モスクワ大会」(10月4~6日)で、日本選手は金1、銀4、銅5と、10個のメダルを獲得しました。期待が持てます。

私自身、空手を中学時代から始めて、現在6段でもあります。若い頃は蔵前の事務所の半分を道場にし、「司誠会(しせいかい)」として、地元の子どもたちを指導していました。当時は空手着も自宅と事務所、議員会館に置いてありまして、忙しくて道場で練習できないときも、暇を見つけては形の練習などをしていました。組手ができる人を一時、秘書に雇ったほどです。ぜひ、活躍してほしいです。「そうだ、テレビを買い替えますよ」。

あとは、テコンドー。00年シドニー五輪の女子67キロ級で、岡本依子さんが銅メダルを獲得した種目です。かつて協会の会長を務めたこともあり、名誉5段でもあります。ゴタゴタを早く収拾して、何とかまとまってほしいですね。

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