14年8月に立ち上げた学生団体「おりがみ」で代表を務めています。「オリンピックを学生みんなで盛り上げよう」が、名前の由来です。関東近郊の40大学、計210人が参加。パラリンピック競技のボッチャやシッティングバレーボールの体験会を開いたり、東京・上野で途絶えていた盆踊り大会を復活させたりしました。

18年には大会組織委員会の参画プログラムに認証されました。「スポーツ」「文化」「環境」「国際」「福祉」「教育」の6班に分かれ、企画を出し合っています。企業や行政と連携する機会も増えました。仲間内で始めた団体が、少しずつ大きくなったと実感しています。

「大学生活は面白いことがしたい」、と大学1年生の頃からいろんなイベントに参加していました。学園祭の実行委員をした時、祭りは積極的に携わる方が圧倒的に楽しいと思いました。焼きそばを作るとかめちゃくちゃショボイことでも、みんなでやると思い出になる。東京オリンピック(五輪)も多くの人が楽しむ文化祭にしたいです。

大会理念の共生社会の実現を、次世代にどう引き継ぐかも重要なテーマです。大学院では、ボランティアが果たす役割を研究しています。東京五輪のレガシーが将来にわたり受け継がれるには、若者の力が不可欠です。大会をきっかけに、社会参加を促したいです。どう関わったらいいか分からない学生のために、団体の活動意義があると思います。

大会スポンサーのNTTの公募で、聖火ランナーに選ばれました。7月4日に千葉県内の区間を走る予定です。選ばれたのは、とてもうれしかったです。6年かけ自分なりに関わってきたことが無駄じゃなかったと感じました。

大会を手伝うボランティアもやります。多くの人が担う会場運営に携わり、仲間と交流を深めたいです。学生団体での活動、聖火ランナー、ボランティア。自国開催の五輪を最大限エンジョイします。(286人目)