世界選手権(7月、ロンドン)女子走り幅跳び(視覚障害T11)で銀メダルを獲得した高田千明(32=ほけんの窓口)が、100メートルで13秒55をマークした。

 曇り空から小雨が落ち、気温が19度台というコンディションで、自らが持つ日本記録13秒46に迫る好タイムだった。

 「スタートはしっかり出られました。ただ、途中で体がバウンドして跳ねてしまいました」と高田。世界選手権後は練習休んで1度リセットしただけに、この大会への調整は精神的にも難しかった。コーチで伴走者の大森盛一さん(45)は「気が抜けていてもこれだけ走れれば、来年もしっかり始められるでしょう。今回は“顔見せ”って感じでしょうか」と、予想以上の結果を評価した。