旧姓辻のパラ重本沙絵が着実進歩、結婚効果も実感

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<日本パラ陸上競技選手権大会>◇2日◇香川・高松市屋島レクザムフィールド

女子400メートル(切断などT47)は16年リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダリストの重本(旧姓辻)沙絵(23=日体大)が、同種目1人だけの出場でタイムは1分0秒26だった。強い風の影響を受けて、自身の持つ日本記録59秒28より1秒近く遅かった。「前半の200メートルは思い描いたレースができたけど、300メートルまでが上げられず、最後のストレートで自分の走りができなかった」と振り返った。

もっとも今季は7月1日の関東パラで2年ぶりに日本記録を更新し、7日のジャパンパラでも59秒58の大会新をマークするなど、2度も1分の壁を突破して着実な進歩は感じている。スタート姿勢も両足両手を付いた形から、義手を付けた右腕を上げて、より勢いよく飛び出せる三点スタートに変えた。「アジアパラ(10月、ジャカルタ)では58秒台を出して、中国のライバルに勝って金メダルを取って、それを20年につなげたい」と意気込む。

今年1月に結婚して、今大会から登録名を旧姓から重本に替えた。すでに辻でエントリーしていた大会もあったため、この時期に変更がずれ込んだ。周囲には「結婚は20年東京大会後に」との声もあったという。「結婚して記録が落ちたと言われたくない。その反骨精神がいい方向に出ている。寮も出たので、食事などで自分の体と直接向き合える」と、今季の成長に“結婚効果”も実感している。【首藤正徳】

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  • 女子400メートルT47の決勝を終え取材に応じる重本(旧姓辻)沙絵(撮影・足立雅史)
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