20年東京パラリンピックのトライアスロン実施種目について、10日からオーストラリアで行われる世界トライアスロン連合(ITU)理事会で議論されることが6日、分かった。8月に発表された実施種目はITUの男女各6カテゴリーに対して4カテゴリーだけ。日本トライアスロン連合(JTU)は「すべてのパラアスリートが挑戦できるように強く訴え、可能性を求めていく」としていた。

実施の4カテゴリーは男女とも車いす(PTWC)、視覚障害(PTVI)と運動機能障害(PTS2~5)4クラスのうち2クラス。20年東京大会招致に尽力した谷真海(36=サントリー)のPTS4は除外された。JTUによれば、クラス分けの見直しを含めたルール変更を提案する予定。谷は「ハードルが高くなっても頑張れるけど、頑張ることができなくなるのはつらい」と話していたが、変更が認められれば再び東京大会に向けて挑戦できる。