男子66キロ級は国際大会初出場の瀬戸勇次郎(19=福岡教大)が優勝を飾った。

2試合連続一本勝ちで進んだ決勝の相手は、パラリンピックで3連覇をはじめ5つのメダルを誇る藤本聡(43=徳島県立徳島視覚支援学校)。4分の試合時間では決着がつかず、ゴールデンスコア方式の延長戦に入ったが、2分58秒、相手の足技を切り返しての体を浴びせるような投げで一本を奪った。

昨年12月の日本選手権決勝に続くレジェンドからの勝利に瀬戸は「体力的には余裕があったし、戦っていて楽しかった。自信になります」。20年東京へ10代の実力者が台頭した。

男子73キロ級は永井崇匡(24=日本視覚障害者柔道連盟)、同100キロ超級は正木健人(31=エイベックス)、女子52キロ級は石井亜弧(30=三井住友海上あいおい生命)、同57キロ級は広瀬順子(28=伊藤忠丸紅鉄鋼)が制した。