日本ゴールボール協会は24日までに、来年に延期された東京パラリンピック代表に内定している男女各6選手の資格を維持し、強化を進めることを決定した。コンディションなどの理由で変更が必要な場合は、来年3月の理事会で決定する。

内定選手は昨年12月のアジアパシフィック選手権(千葉)から今春までの海外遠征や強化合宿を経て選考された。5大会連続出場で12年ロンドン大会以来の金メダルを狙う女子には欠端瑛子(27=セガサミーホールディングス)や若杉遥(24=ALSOK)、初出場の男子には田口侑治(29=リーフラス)や山口凌河(23=関彰商事)らが名を連ねている。

男女代表チームは新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月中旬から活動を休止していたが、今月から東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を行うなど再スタートを切っている。

ゴールボールは視覚障がいを持つ選手が光をさえぎるゴーグルを着け、1チーム3人で鈴の入ったボールを投げ合い、防ぎ合って得点を争うパラリンピック独自の競技。

代表内定選手は以下の通り。

【女子】欠端瑛子(27=セガサミー)若杉遥(24=ALSOK)天摩由貴(29=マイテック)浦田理恵(42=総合メディカル)小宮正江(45=アソウ・ヒューマニーセンター)高橋利恵子(22)

【男子】田口侑治(29=リーフラス)山口凌河(23=関彰商事)金子和也(20=特別支援学校塙保己一学園)宮食行次(25=サイバーエージェントウィル)信沢用秀(33=フコクしんらい生命保険)佐野優人(20=順大)