日本車いすバスケットボール連盟は2日、来年に延期された東京パラリンピックに向けて男子日本代表チームが前日1日から静岡市内ので強化合宿で再始動したことを明らかにした。

今回の合宿は6日までを障がいが重度から中程度、7日から12日までを軽度の選手に分けるなど、新型コロナウイルスへの感染防止策を十分に取りながら実施され、連盟は「参加は任意で、代表選考に関わるものではない」としている。男子代表は3月から活動を休止していた。

今年1月に就任した京谷和幸ヘッドコーチ(48)は今合宿について「選手、スタッフの安全・安心を守ることが最優先。その中で自粛期間中に低下した筋力、持久力(心肺機能)の回復を目的として8月、9月の合宿へ向けた心身の土台づくりを行う」と狙いを説明した。

男子代表はパラリンピックに11大会連続出場中で最高成績は7位。開催国枠で出場する東京大会では藤本怜央(36=SUS)、香西宏昭(31=NO EXCUSE)の2大エースを中心にメダル獲得を目指している。