東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は3日、来年に延期された東京パラリンピックの競技日程を発表した。開幕日が8月24日と曜日を合わせて1日前倒しになったことに合わせて、全体を364日スライド。9月5日の閉幕まで12日間、22競技539種目が21の競技会場で行われる。

組織委の中村英正大会開催統括は、発表会見にリモートで参加したパラテコンドー田中光哉(28)が、新型コロナウイルスの状況が日々変わる中、悩みながら練習を続けていることに共感し「組織委も全く同じ状況。大会を目指して、1歩1歩それを信じて進めていくのは田中さんと全く一緒だった」と述べた。

開催については再延期や中止を求める声も少なくないが、「来夏に選手がベストを尽くせるような状況をつくれるよう、組織委は頑張っていく。組織委がもっとこうした方がいいのではという意見があれば(選手側から)どんどんおっしゃってください」と話した。【三須一紀】