コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(宮城)が2連勝で準決勝ラウンドに進出した。

エース佐藤翔(23)の2ゴールなどで初戦のDerrot■ Saber茨城戦に4-0で快勝。1勝同士のAvanzareつくば(茨城)戦も佐藤のハットトリックで3-0と制し、守谷会場1位突破を決めた。

仙台は12年に4選手でスタートし、現在はトップ11人、サテライト6人、スタッフ12人を擁するチームに成長した。今年2月のクラブチーム選手権(川崎市)では過去最高成績の準優勝。昨年の北日本リーグ得点王・佐藤、日本代表GK佐々木智昭(32)を攻守の軸に今大会では優勝を狙う。MVPには茨城戦で公式戦初ゴールを決めた斎藤陽翔(はると、14)が選ばれた。

また、得失点差によるワイルドカードで、18日に埼玉・本庄会場で2位になったfree bird mejirodai(東京)の準決勝ラウンド進出も決まった。

▼MVP斎藤陽翔の話 ブラインドサッカーを始めて4年経ちますが、1点ですけど、点を入れられたのは自分の進歩だとうれしく思っています。これからどんどん成長して、準決勝ラウンドではもっと強い選手になって戻ってきたい。これから対戦するチームのレベルも上がってくるので、自分たちも練習し直して、優勝してみんなで喜べるように取り組んでいきたい。

◆第1試合 Avanzareつくば(茨城) 1-0(前半1-0) Derrot■ Saber茨城

▽得点者【つ】森田翼

◆第2試合 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(宮城) 4-0(前半2-0) Derrot■ Saber茨城

▽得点者【仙】日景淳也、斎藤陽翔、佐藤翔2

◆第3試合 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ 3-0(前半2-0) Avanzareつくば

▽得点者【仙】佐藤翔3

※■=アルファベット「o」の上に「、(テン)」がつきます→「Derrot〓(アキュートアクセント付きO小文字)」

◆アクサ×KPMG 2020カップ 新型コロナウイルス禍で中止された日本選手権とクラブチーム選手権の代替として今年度限定で開催されている全国大会。11月14日までに参加15チームを全国5会場に分けて1次ラウンドを実施。勝ち上がった8チーム(各会場首位チームとワイルドカード3チーム)が来年1~2月に2会場に分かれて準決勝ラウンドを戦い、さらに各上位2チームが決勝ラウンドに進出する。