上地結衣3連覇へM2 打たれ放題サーブ改善し快勝

車いす女子シングルス1回戦、サーブを放つ上地(撮影・山崎安昭)

<テニス:全仏オープン>◇4日◇パリ◇車いす女子シングルス1回戦

【パリ=吉松忠弘】車いすテニス女子シングルスで世界2位の上地結衣(25=三井住友銀行)が、新サーブで3連覇に挑む。

同5位のカポッチ(イタリア)に、先週の大会の準決勝に続き、6-4、6-2のストレート勝ち。ベスト4進出を決めた。

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先週から実戦で使い始めた新サーブで、強打の相手を封じ込めた。小柄な上地は、ネットを超すために山なりのサーブを使用していた。

しかし「(相手の)リターンに打たれ放題だった」。現在は弾道がまっすぐに近く、スピードもあるものに改良。リスクもあり、ダブルフォールトが8本も出たが「サーブを試す方が大事」と意に介さない。世界1位のデフロート(オランダ)とは18年から9度対戦して2勝7敗だったが、5月の国別対抗戦で破った。その勢いと新サーブで、今大会の3連覇をつかむ。