秦由加子「来年は表彰台に」完走選手中で最下位5位

PTS2女子、5位の秦由加子(中央)は関係者と記念撮影する(撮影・柴田隆二)

<パラトライアスロンW杯東京大会>◇17日◇東京・お台場海浜公園周辺◇ラン2・5キロ、バイク20キロ、ラン5キロ

女子PTS2(運動機能障がい)の秦由加子(38=キヤノンマーケティングジャパン・マーズフラッグ/稲毛インター)は、完走した選手の中では最下位の5位に沈んだ。

秦は世界ランキング3位。同1位のシーリー(米国)は途中棄権したが、4位までのうち3人は秦より下位の選手だった。第1ランではライバルたちについていったが、バイクで義足のソケット(脚を入れる部分)に汗がたまり、ペダルに十分に力を伝えられなかった。バイクの遅れが最後まで響いた。

「普段の練習ではしっかり強くペダルを踏めている。これだけの暑さの中で練習することはないので…」と悔しそうな秦だったが、1年後の東京パラリンピックへ向けては力強かった。「たくさんの応援を結果に残せるようにしっかり積み重ねていって、来年は表彰台に立ちたいと思います」。