パラ競泳一ノ瀬メイが自己ベスト更新と代表復帰誓う

自己ベスト更新、日本代表復帰を目指す一ノ瀬メイ(撮影・小堀泰男)

「水のプリンセス」一ノ瀬メイ(22=近大職)が、自己ベスト更新と日本代表復帰を誓った。21日から3日間、横浜国際プールで開催されるジャパンパラ競泳の出場選手会見が20日、同プールで行われた。

一ノ瀬は今年3月の記録会で、先週ロンドンで開催された世界選手権の派遣標準記録を突破できずに代表から外れた。「ショックで気持ちを切り替えるのに時間がかかった」と振り返ったが、4月には拠点を置くオーストラリアに渡ってトレーニングを積んできた。

今年はこのジャパンパラがメイン大会。100メートル背泳ぎ、同バタフライ、200メートル個人メドレーの3種目にエントリーした。世界選手権から転戦の強豪スペイン勢らがライバルになる。16年リオデジャネイロ・パラリンピックでは個人6種目で予選敗退しているだけに「来年の東京パラまで無駄にしている時間はない。しっかり自己ベストを出して、来年に代表に戻れるようにしたい」と意気込みを明かした。