江崎駿V2パラ切符「ビックリ」ボッチャ日本選手権

BC4(運動機能障がい)決勝 審判のボール間の距離計測を見守る江崎駿(左)と古満渉(撮影・小堀泰男)

<ボッチャ:日本選手権>◇最終日◇22日◇愛知県豊田市・スカイホール豊田◇個人戦4クラス決勝ほか

BC4(運動機能障がい)では江崎駿(18=法大)が1次リーグ最終戦で敗れた古満渉(34=広島市役所)に7-3で雪辱して2連覇を達成し、東京パラリンピック代表に内定した。

「ちょっとビックリしたし、負けられないというプレッシャーもありました」と江崎。自らの試合直前に弟匠(16=小牧特別支援学校)がオープン座位クラスで優勝を飾っていた。しかも、地元愛知の大会で多くの声援を受けての大舞台だったが、第1、3エンドに3点ずつを奪う快勝だった。

今春に法大の通信制に進学。高校生までと違って平日にも十分な練習を積めるようになった。BC4の日本選手のパラリンピック出場は初めてになるが「信じられないです。お客さんがすごいと思うようなプレーをしたいです」と目を輝かせた。

◆江崎駿(えさき・しゅん)2001年(平13)3月25日、愛知県春日井市生まれ。3歳の時、徐々に筋力が衰える進行性の筋ジストロフィーを患っていることが分かる。中学1年でボッチャを始め、17年アジアユースパラ個人金メダル。18年世界選手権、アジアパラ代表。法大1年。