元ヤンキー吉田信一が悲願のメダルへアクセル全開!

リオデジャネイロ・パラリンピック卓球代表の吉田信一は本番へ意気込む

 元ヤンキーの金髪の卓球王がアクセル全開だ!!

 リオデジャネイロ・パラリンピック車いす卓球男子の吉田信一(50=情報通信研究機構)が6日(日本時間7日)、試合会場で最終調整を行い、悲願のメダル獲得へ向けて闘志を燃やした。

 女子の別所キミヱ(68)とボールの軌道や台を確認しながら、約1時間の軽めの調整をした。吉田は「歳だし、オーバーワークでけがをしないようにしている。気持ちも高ぶっているし、メダルを狙っていくよ」と初の表彰台をにらんだ。

 高校時代はバイクを乗り回した元ヤンキー。髪はリーゼントで学生服の裏地には刺しゅうを入れていた。高3の時、福島県須賀川市の実家近くでのバイク事故で車いす生活になった。入院生活は1年続き、高校を中退。その後、工場で働きながら、友人と遊んだ。

 28歳が転機だった。地元で全国身体障がい者スポーツ大会の選手募集をしていて卓球と出会った。パラリンピックは11年3月の東日本大震災後に目指すことを決意した。世界選手権などで海外選手が励ましの言葉やメッセージを送った。「リオでメダルを取って、元気な姿を見せる」。その気持ちが吉田をさらに発奮させ、14年アジアパラ大会で8位入賞するなど結果もついてきた。

 吉田は金髪にこだわる。大会前になると散髪後、自身で髪を金色に染める。リオ大会でも髪形が期待されたが「出国直前にバタバタしていて、ブリーチを買おうとしたら買いそびれた。ちょっと残念…。髪形よりも結果にこだわる」と前を向いた。

 隙あれば攻撃するカウンターを得意とする。本番(予選)を2日後に控え、元ヤンキーの眼光がマジになった。