山田拓朗50自で悲願の銅メダル「勝負は僅差だと」

銅メダルの山田はガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

<リオ・パラリンピック:競泳>◇13日◇男子50メートル自由形(運動機能障害S9)

 4大会連続出場の山田拓朗(25=NTTドコモ)が悲願の銅メダルを獲得した。

 26秒20の自己ベストで予選4番目のタイムで決勝に進出。決勝では8人中で1番早い反応でスタート。最後まで失速することなく26秒00の日本新記録で3着でゴールした。金メダルとは100分の5秒差、銀メダルとは100分の1秒差という大接戦だった。最も得意とするこの種目では前回ロンドン大会で4位と惜しくもメダルを逃していた。04年アテネ大会で13歳で出場した天才少年が、12年かけてようやくつかんだメダルだった。

 「初出場から12年。苦しんだ時期のほうが長かったので、結果として形を残せてよかった。順位よりも25秒台を出すことだけを考えて泳いだ。勝負は僅差だと思っていたのでスタートとタッチを合わせることを意識して泳いだ。タッチもほぼうまくいった。最初はメダルを取れたことがうれしかったが、よくタイムを見ると金メダルとほとんど差がなかったので、惜しいことをしたと思った」と、満足げに話した。