【陸上】橋岡優輝は涙声で「ぐちゃぐちゃです」2大会連続の決勝進出逃す 男子走り幅跳び予選

パリ五輪陸上の走り幅跳び予選で3回目の跳躍を終え厳しい表情の橋岡(撮影・江口和貴)

<パリオリンピック(五輪):陸上>◇4日◇男子走り幅跳び予選◇フランス競技場

東京五輪6位入賞の橋岡優輝(25=富士通)が7メートル81(無風)で予選敗退し、2大会連続の決勝進出を逃した。

予選突破は標準記録は8メートル15を突破するか、上位12人以内。1回目のファウルの橋岡は、2回目も踏み切りが合わず、ラインの18・9センチも手前から跳躍。7メートル72(向かい風1・2メートル)と記録が伸びなかった。最終3回目の跳躍も踏み切りの19・2センチも手前からのジャンプで7メートル81に終わり、自己ベストの8メートル36に遠く及ばず、この時点で決勝に進出できる上位12人に残れなかった。

試合後は「ぐちゃぐちゃです。この後、コーチと振り返って次につなげていければいい。今はよくわかんないです」と涙声で、ショックを隠しきれなかった。

21年東京五輪で日本勢37年ぶりの入賞となる6位に入ったが、わずか11センチ差で表彰台を逃した。パリは3年越しの雪辱の舞台でもあった。

22年11月に渡米。日本のサニブラウンら、短距離界のトップ選手が集うフロリダ州のタンブルウィードTCに拠点を移した。レイナ・レイダー・コーチから「スプリンターになれ」と指導され、従来のリズム感のある助走を全力で駆け抜けるスタイルへ変更した。

しかし、昨夏の世界選手権では予選敗退。今季は昨年9月の世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルで3位に入り、今年3月には五輪の参加標準記録を1センチ上回る8メートル28をマークしていたが、調子は最後まで上向かなかった。

 

◆橋岡優輝(はしおか・ゆうき)1999年(平11)1月23日、さいたま市生まれ。岸中で競技を始め、東京・八王子学園八王子高から走り幅跳びに専念。高3時に高校総体、国体、日本ジュニア選手権で3冠獲得。18年世界ジュニア選手権で金メダル。21年東京五輪で日本勢37年ぶりに決勝進出し6位入賞。自己記録は8メートル36。身長183センチ。