【陸上】男子100mライルズ金「最高の選手たちと戦い成し遂げた」7位までが9秒8台

<パリオリンピック(五輪):陸上>◇4日(日本時間5日)◇男子100メートル決勝◇フランス競技場

史上最高レベルの争いとなった男子100メートルは、昨夏の世界選手権で100メートル、200メートル2冠のライルズ(米国)が、同じ9秒79のトンプソン(ジャマイカ)に僅差で競り勝った。「最高に重圧のかかる大舞台で、最高の選手たちと戦い、成し遂げた」と胸を張った。

決勝は、準決勝から約1時間半後の号砲と短い間隔だった。それでも7人が9秒8台以内を記録。直近の五輪3大会は21年東京が3人、16年リオが2人、12年ロンドンが5人となっており、一気にレベルが上がった。世界陸連によれば、公認記録のレースで出場者全員が9秒台で走ったことは史上初。最下位のセビル(ジャマイカ)ですら9秒91と、日本記録を0秒04も上回った。

世界の水準が高まる一方で、日本で9秒台を複数回マークしているのはサニブラウンのみ。21年6月に山縣亮太が日本人4人目の9秒台を記録してから、3年以上も新たな達成者が出ていない。サニブラウンが「海外の選手はもっともっと前進している」と口にしたように、日本と海外勢との差が浮き彫りとなったレースだった。