【陸上】やり投げ北口榛花に地元旭川からも大声援!金獲得に今津市長「市民栄誉賞、パレードを」

今津旭川市長(中央)は、北口の凱旋(がいせん)パレード開催を表明する(撮影・中島洋尚)

陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(26=JAL)の地元・旭川市役所には、午前2時半の決勝戦に合わせて市民約400人が集まり、大画面の前で声援を送った。

金メダルが確定すると、今津寛介市長(47)が「この快挙を祝して、北口さんに(旭川の)市民栄誉賞をお渡ししたいと思います。そしてもう一つ、旭川に戻られる時に、市民の皆さんに多く集まっていただいて、パレードを行いたいと思います」と、今後について表明した。

北海道教大付属旭川中時代に2年生と3年生の担任で、バドミントン部の顧問でもあった栃谷悟教諭(52=現旭川光陽中教頭)は、北口の涙を画面ごしに見て、瞳を潤ませた。「もらい泣きしました。おそらく、私たちが想像もつかないような努力をして、たどりついたのだと思います」と、教え子の知られざる努力を思いやった。

バドミントン部時代は「上背もあり、手首のスナップも強く、まさにパワーヒッターだった」と栃谷教諭は振り返る。ところがバドミントンは足を動かす時間が長く、スタミナが切れ、終盤にミスが重なり、負けることも多かった。「やり投げのように、瞬間で勝負がつく競技に導いてくださった、高校、大学の先生方に感謝です」と話した。

旭川東高陸上部の後輩は約10人が会場で応援した。先輩・北口のサイン色紙など記念品は、、昨年野球部を指導に訪れたイチロー氏が打撃練習で割った窓ガラスの横に飾られている。陸上部の本間陽大(ひなた)主将(2年)は「いつも記念品を見て、励みにしていますが、この金メダルを見て、ますます『頑張らないと』と思いました」と興奮気味の表情で話した。

昨秋に旭川で開催された陸上教室で北口から「練習して自分に持ちなさい」と激励され、今夏の総体北海道予選に短距離種目などに出場した原田樹里さん(3年)は「受験勉強の合間に会場に来ましたが、先輩から本当に力をもらいました」と目を輝かせた。

会場には、昨年の世界選手権金メダル以降、北口のものまねを芸に加えた吉本新喜劇のお笑いタレントぢゃいこ(43)も“JAPAN”のユニホーム姿で登場。本人かのごとく、応援に駆けつけたJALの職員や、旭川東高陸上部の生徒と記念写真を撮影しまくった。ぢゃいこは「年明けからお金を20万円ためて、旭川に来ました。ご本人も泣いてるし、周りの皆さんの熱もすごいし、そりゃ感動します」と涙目で語った。