【バスケ】米国5連覇!レブロン、カリーら「史上最強」ドリームチーム24が開催国フランス圧倒

バスケットボール決勝 米国-フランス 決勝でプレーするレブロン・ジェームス(左)(ロイター)

<パリオリンピック(五輪)バスケットボール:フランス87-98米国>◇10日(日本時間11日)◇男子◇決勝◇ベルシー・アリーナ

【パリ=木下淳】“ドリームチーム2024”で花の都に襲来した米国(世界ランキング1位)が、異次元のオリンピック5連覇を達成した。アウェーのファイナルで開催国フランス(同9位)を11点差で退け、V5を遂げた。

チームNO・1の24得点を挙げた主将のステファン・カリーは「表彰台で金メダルを手にするのは、国を代表して正しいことをするという、また違った誇りを感じるものなんだ。表彰台に上り、金メダルを手にすることは、他のどんな言葉でも言い表すことができない」と満足感に浸った。

発祥のアメリカ合衆国は5大会連続となる金メダルに向けて「史上最強」の陣容を実現させた。レブロン・ジェームズ(レイカーズ)ケビン・デュラント(サンズ)と、ついに五輪初出場となったステフィン・カリー(ウォリアーズ)の3人が、初めて4年に1度の祭典にそろい踏み。NBAのスター軍団が1次リーグから無敗で決勝に駒を進めた。

準決勝では、ヨキッチ(ナゲッツ)擁するセルビアに大苦戦。一時は17点ビハインドを負ったが、大逆転した。36歳の主将カリーが36得点と神懸かった。

この日は終始リードを保った。王者の試合運びだ。NBAの最優秀選手(MVP)受賞4回のレブロン、同2回のカリー、1回のデュラントとジョエル・エンビード(76ers)に、デビン・ブッカー(サンズ)の5人が先発出場した。

前半を49-41で折り返すと、後半も譲らない。第4クオーター(Q)には、大声援の後押しを受けるフランスに79-82と迫られた残り2分47秒、カリーが3点シュートを美しく決め、突き放した。さらに3本の3ポイントを追加し、ガッツポーズを繰り返した。勝負あり。最後は98-87で引導を渡した。

フランスも2023-24年シーズンのNBA新人王ウェンバンヤマ、最優秀守備選手に4度も輝いたゴベアら豊富なタレントで対抗した。1次リーグで日本を延長戦の末に94-90で振り切った後は順当に勝ち上がり、微妙な判定もありながらの準決勝では、難敵ドイツを73-69で破って絶対王者への挑戦権を得ていた。しかし、国民に背中を押されても越えられないほど壁は高かった。

終わってみれば、大スター3人が活躍。チーム1位8本(試投12本、成功率67%)の3点シュートを決めたカリーがチーム最多の24得点。デュラントも3本の3ポイントなどで15得点、レブロンが14得点10リバウンドのダブルダブルの暴れっぷりだった。デュラントは個人4個目の金、レブロンは12年ロンドン大会以来の出場で頂点に再登頂した。

役者が違った。このまま逃げ切った米国は、抱き合って喜び、コート中央で円陣を組んだ。23-24年シーズンの年俸がNBAトップ約81億円のカリーを筆頭とする豪華集団が、無邪気に跳びはねた。接戦が付加価値となり、達成感も増幅。パリの夜に、五輪5連覇となる金メダルを輝かせた。