パリオリンピック(五輪)に臨む柔道男子66キロ級の阿部一二三(26)と女子52キロ阿部詩(24=ともにパーク24)が23日、羽田空港からパリへ2人そろって出発した。
東京で実現した兄妹同日優勝を、今度は観客の前で見せる。一二三は「(東京とは)別物の大会になる」と予想する。
前回は自国開催も、無観客だった。「今回は観客もたくさん入って、全然別世界で初めて経験するオリンピックじゃないかな。そういう部分は楽しみ。ワクワクした気持ちがある。ブーイングも力にして頑張りたい」。コンディションは「相当仕上がっている。現地で練習はあるけど、日本でやり残したことはない」と力強く語った。
詩も「東京とは違ったオリンピックになる。雰囲気をかみしめて、楽しみながら戦いたい」と口をそろえる。
今大会は男女平等の観点から、初めて決勝順が女子→男子、翌日は男子→女子と交互になる。2人が登場する2日目は、男子→女子の順番。日本時間29日午前0時38分に男子決勝、同1時9分から女子決勝が行われる。
東京は妹から兄へバトンをつないだが、今回は逆。妹は「そこは不安はない。自分の試合をやるだけ。しっかり戦いたい」と兄妹同日2連覇を見据えた。