【スケボー】連覇の堀米雄斗、28年ロサンゼルス五輪で3連覇へ「悔いのないよう滑りたい」

金メダルを手に笑顔を見せるスケートボード男子ストリートの堀米(撮影・河田真司)

<パリオリンピック(五輪):スケートボード>◇29日◇男子ストリート決勝◇コンコルド広場

【パリ30日=松本航】スケートボードの男子ストリートで2連覇を飾った堀米雄斗(25=三井住友DSアセットマネジメント)が、28年ロサンゼルス五輪出場へ意欲を示した。最終試技でメダル圏外から一気に逆転した決勝から一夜明け、パリ市内で記者会見に出席。「憧れの地」とかみしめる米国開催で「悔いのないように滑りたい」と明言した。10代が多く台頭する競技において、29歳での3連覇へ、夢は広がっていく。

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心地よい疲労を感じながら、堀米は金メダルとボードを手に登壇した。「夢なんじゃないかなというぐらい、自分でもびっくり。東京より、このパリでの金メダルはすごく重く感じています」。3年間の歩みは順風満帆ではなかった。その過程を知っても、また4年後を目指すと決めていた。

「アメリカは自分にとって憧れの場所。ロサンゼルスで、いつかプロになりたいと思っていた。その舞台が4年後にある。何としても出場権をゲットして、悔いのないように滑りたい」

29日の決勝。最後の1本にかけ、空中で270度回転して、板を立てて後部で滑り降りる大技を決めた。抱き合った早川大輔コーチは「金メダリストになっちゃって、ただのスケーターじゃなくなっちゃった。“ただのスケボー”ができなくなっちゃった」と涙し、東京五輪後の堀米の苦悩を思い返した。自らも「たたいている音、グラインドしている音…。カルチャーの部分がすごく深い」とスケートボードの文化を愛す。

表彰台には銀、銅メダルの米国選手と並んだ。早川コーチは「元々アメリカのものだったのが、ブラジル、欧州が強くなって、今は日本に来ている。またアメリカが強くなる番と思っている。LAに向けては相当、激しい戦いになる」。勢力図が変化しても、堀米は活動拠点の五輪を目指す。

「オリンピックにもう1回立って、ベストな滑りをしたいです」

決して諦めない男の挑戦は、次の章へと移る。