金メダルの内村航平(27)と11位の加藤凌平(22)が所属するコナミスポーツクラブは、都内でパブリックビューイングを行い、社員と会員の約50人がバルーンスティックをたたき、声援を送った。

 跳馬で内村が大技「リ・シャオペン」を成功させると、会場は大きな歓声が起き。後半から、好調のベルニャエフ(ウクライナ)との一騎打ちの様相になり、最終の鉄棒で15・800点の高得点が出て、最終演技のベルニャエフをおさえて逆転の金メダルが決まると、会場は一番の歓声に包まれた。

 終始、緊張気味の表情で見守った妻千穂さん(27)は、連覇を決めた内村のガッツポーズに感極まり、涙を見せた。「一番欲しいと言っていた団体の金もとれたし本当によかった。帰ってきたらまずはゆっくり休んでほしい。子どもが好きなので、一緒に過ごす時間もつくってほしい。今はおめでとう、おつかれさまと伝えたい」と、安堵(あんど)の表情でねぎらいの言葉を贈った。