リオデジャネイロ五輪の体操男子個人総合で、個人としては44年ぶりとなる2連覇を達成した内村航平について、海外のメディアは「息をのむような演技」「(個人総合で)右に出るものはいないことを証明した」などとたたえた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「『キング』として知られる体操選手がさらなる王冠を手にした」と報道。内村選手は日本の男子体操界を栄光のレベルへ引き上げたとし、その演技は「マジック」「パーフェクト」「機械」と表現されていると紹介した。

 米誌タイム(電子版)は「“スーパーマン”内村が劇的な展開で五輪2連覇を達成した」と称賛。ロイター通信は、数々の五輪金メダルを獲得してきた米競泳界のスーパースターに例えて「体操界のマイケル・フェルプス」と称されると伝えた。

 中国のニュースサイト、中国新聞網は、内村選手が世界選手権と合わせ、2009年から負けがないと紹介。フェルプス選手や陸上男子短距離のボルト選手と並べ「体操で最も輝いたスターは『体操王子』の内村を置いて他にない」と持ち上げた。