競歩50キロ東京五輪代表の鈴木雄介が結婚を発表

鈴木雄介(2020年3月15日撮影)

陸上競歩男子50キロの東京オリンピック(五輪)代表で金メダル候補の鈴木雄介(32=富士通)が20日、結婚したことを発表した。自身のSNSに「私事ですが、本日入籍いたしました事をこちらでご報告させていただきます」と、この日の日付が入った婚姻届や指輪の写真とともに投稿した。

コロナ禍であり、東京五輪を1年後に控えてもいるタイミングで結婚することに迷ったという。そのうえで、「本来であれば今年オリンピックが開催され、その後入籍しようと決めていたという事や、来年はオリンピック、再来年は世界陸上と大きな国際大会が続く」と、決意に至った理由を説明。「今年結婚し、お互いを支え合いながら今後の競技生活をより一層充実させるよう邁進してまいりたい」とつづった。

石川県出身の鈴木は、石川・小松高から順大を経て富士通入り。15年に男子20キロ競歩で1時間16分36秒の世界記録を樹立。昨年のドーハ世界選手権では男子50キロで金メダルを獲得し、東京五輪代表に内定した。

恩師にあたる富士通の今村文男氏(日本陸連五輪強化コーチ)は、「これまで自分のために頑張ってきた部分が、パートナーを得たことで『家族のために』と新たなモチベーションにもなるのでは。東京五輪に向けて二人三脚で頑張って欲しい」と嬉しそうに祝福した。