一山麻緒、スタート時間変更の連絡は就寝後 驚きで目が覚めるも言い訳せず

<東京オリンピック(五輪):陸上>◇7日◇女子マラソン◇札幌市・大通公園発着

初出場の一山麻緒(24=ワコール)が2時間30分13秒で8位入賞を果たした。日本勢の入賞は04年アテネ以来、4大会17年ぶりとなった。

当初午前7時開始予定だったが、気温上昇によるアスリートへの健康配慮から午前6時に変更された。一山自身は、前夜就寝した後に、スタート時間の変更を聞いた。午前7時スタートに備え、6日午後7時には布団に入った。眠りかけた時に、突然部屋のドアがノックされ、関係者から「6時スタート聞いている?」と問われた。「聞いてないです」と応え、目も覚めてしまったという。

突然の1時間繰り上げの影響は大きかったはずだが、一山は「条件はみんな同じ。やりきっての8位です」と話すにとどめた。この日のスタート時の気温は25度、湿度84%だった。