ソフト渥美万奈、山崎早紀の母校が歓喜見届け「まさか日の丸を背負って…」

先輩の金メダル獲得を祝福する常葉大菊川女子ソフトボール部の選手たち

<東京オリンピック(五輪):ソフトボール・日本2-0米国>◇27日◇決勝◇横浜スタジアム

東京オリンピック(五輪)ソフトボールで、日本代表が米国代表を下し、前回実施された2008年北京五輪に続く金メダルを獲得した。

渥美万奈遊撃手(32)山崎早紀左翼手(29=ともにトヨタ自動車)の母校・常葉大菊川高(静岡)では、女子ソフトボール部員らがテレビ観戦。歓喜の瞬間を見届けた。

4回表に山崎の犠打などで2死一、三塁と好機を広げ、渥美が執念のヘッドスライディングでタイムリー内野安打。貴重な先制点を奪った。6回1死一、二塁の場面では、渥美が三遊間を抜けそうな打球を好捕。二塁送球で併殺を完成させ、反撃を断った。

先輩2人の活躍に、後輩からも笑顔があふれた。渥美と同じ遊撃手の吉田寿愛(3年)は「本当にかっこ良くて、憧れます」。中山留輝主将(3年)も「感動しました。かっこ良かったです」と声を弾ませた。

高校時代にコーチ、監督として2人を指導した桜井康晴監督(39)は「高校時代には、まさか日の丸を背負って五輪で金メダルを取るとは思わなかった。2人とも活躍をしてくれて、本当にうれしく思います」と、教え子の快挙を祝福した。