<東京オリンピック(五輪):野球・日本-韓国>◇4日◇準決勝◇横浜スタジアム
稲葉篤紀監督(49)率いる侍ジャパンが、因縁のライバルに挑む。韓国は、指揮官が現役時代に出場した北京五輪の準決勝で敗れた相手。「北京の借り」を東京で返し、最短の4連勝で金メダルへ王手をかける。
近藤健介外野手(27)が「7番左翼」で今大会初スタメン。代わって菊池涼介内野手(31)がベンチスタートとなった。先発はエース山本由伸投手(22)。7月28日の1次ラウンド初戦、ドミニカ共和国戦では6回2安打無失点9奪三振の好投。中6日で万全の調整を終えマウンドへ向かう。前日3日に49歳の誕生日を迎えた稲葉監督に、チーム一丸で「バースデー白星」を贈る。
韓国の先発は、右腕の高永表投手(コ・ヨンピョ、29)。5回途中4失点だった7月31日の1次リーグ米国戦から、中3日でのマウンドとなる。
一方の韓国打線は、ここまで4試合で46安打30得点を挙げている。中でも、今季韓国リーグで首位打者を走る姜白虎内野手(カン・ペクホ、22)は、2日イスラエル戦で4打数4安打2打点と大活躍。オリオールズでプレー経験のある金賢洙外野手(キム・ヒョンス、33)は、19年プレミア12の決勝で巨人山口から先制3ランを放つなど、日本戦2試合で6打数3安打と結果を残している。
この大一番に勝利すれば、7日午後7時からの決勝に進出。銀メダル以上が確定する。敗れると5日午後7時から行われる敗者復活3回戦に回り、米国と対戦。敗者復活3回戦に勝利すれば決勝に進出できる。
【スタメン】
<日本代表>
1(二)山田
2(遊)坂本
3(指)吉田正
4(右)鈴木誠
5(一)浅村
6(中)柳田
7(左)近藤
8(三)村上
9(捕)甲斐
(投)山本
<韓国>
1(中)朴海旻
2(指)姜白虎
3(右)李政厚
4(捕)梁義智
5(左)金賢洙
6(一)呉在一
7(遊)呉智煥
8(三)許敬民
9(二)黄載均
(投)高永表