大野雄大、亡き木下雄介さん思い金メダル天に掲げる「報告できてよかった」

日本対米国 米国に勝利し金メダルを獲得した侍ジャパンは記念撮影に納まる(撮影・河野匠)

<東京オリンピック(五輪):日本2-0米国>◇7日◇決勝◇横浜スタジアム

侍ジャパンの大野雄大投手(32)が亡きチームメートに金メダルをささげた。表彰式で栗原に金メダルをかけてもらうと、カメラに見せてガッツポーズ。そして夜空を見上げ、左手で持ったメダルを天に掲げた。

中日でチームメートだった木下雄介さんが3日に死去。「木下に最後に会ったのは残留練習のとき。『大野さん、金メダル取ったら見せてくださいね』って約束してた。あいつに報告できてよかったと思います。『大野さんよかったですね』って(返ってきた気がする)。今日ももし登板があれば、あいつのことを思って投げたでしょうし。なかなか受け入れられないですけど、全員で前を向いてやっていくしかない」

ツイッター上では「天にメダルを掲げた…。木下雄介投手にささげたように見えた」「これは泣いてしまう」という書き込みが相次ぎ、「大野雄大」がトレンドワード入りしていた。