銀メダルのバスケ女子チーム12選手に金同様の報奨金500万円を授与

銀メダルを手に笑顔のバスケットボール女子日本代表(2021年8月8日撮影)

日本バスケットボール協会は13日、東京五輪で銀メダルを獲得した5人制女子の12選手に、金メダルと同等の報奨金500万円を授与すると発表した。

協会規定で定められた銀メダル分の300万円に、特別報奨金200万円が上積みされた。また、裏方さんらチームスタッフ12人には200万円を贈る。前日にオンラインで開催した理事会で正式決定した。

三屋裕子会長は、「理事会におはかりした結果、日本バスケットボール界にとって『金メダル』級の快挙であったことについてご賛同をいただき、特別報奨金を含む、上記報奨金の授与が決定いたしました。選手・スタッフに対する敬意を、少しでも形にできたことを、心よりうれしく思います」とコメントした。

規定では、報奨金は選手のみに授与されることになっていた。対象をチームスタッフにも拡大した理由について三屋会長は、「ホーバス・ヘッドコーチ(監督)が評したように、今回のチームはスーパースターこそいませんでしたが、まさにチーム一丸となった結果の『スーパーチーム』でした」と説明した。

ホーバス監督は今回の報奨金支給の対象外となるが、監督としての契約に従い別途授与されるという。契約内容を含め、金額については非公表。

〇…日本協会からの報奨金とは別に、バスケットボール女子5人制の選手には日本オリンピック委員会(JOC)からの銀メダル報奨金200万円が支給される。また、所属先から“ボーナス”が支払われるケースも珍しくない。町田瑠唯、宮沢夕貴、オコエ桃仁花が所属する富士通は、活躍した選手たちに独自の報奨金などを用意することについて「前向きに検討中」とした。