五輪延期&無観客で収支は「かなり深刻に」武藤事務総長が言及

武藤敏郎事務総長(20年3月撮影)

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)が20日、大会が延期した上、無観客となったことで大会の収支について「かなり深刻」と明らかにした。

国際オリンピック委員会(IOC)総会後の組織委による会見で明かした。武藤氏は「昨年、大会が開かれていたら収支は調っていた自信があったが、今になっては無理なことはご承知の通り。無観客になってそれはかなり深刻」と説明した。組織委予算のチケット収入は900億円。組織委が資金不足に陥った場合は、東京都が穴埋めする仕組みになっている。