【復刻・体操】「栄光への架け橋」日本28年ぶり金/04年アテネ

28年振りに金メダルを獲得した、体操男子日本チームは大歓声に胸を張って応える。左から米田功、水鳥寿思、鹿島丈博、冨田洋之、塚原直也、中野大輔(2004年8月16日撮影)

<あの感動がよみがえる、思い出の名勝負>◇04年アテネ大会 体操男子団体総合決勝(8月16日・総合会場屋内ホール)

100年以上にわたる五輪の歴史では、数え切れない名勝負が繰り広げられてきた。20年東京大会で再び世界が熱くなるドラマが見られることを期待して、過去の名シーンを振り返る。

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1日本173・821

2米国172・933

3ルーマニア172・384

日本が、劇的な逆転で28年ぶりの金メダルを獲得した。予選をトップ通過した日本は、第1種目の床で8カ国中7位と出遅れた。しかし、第2種目のあん馬で3位と追い上げ、最終種目の鉄棒開始時でルーマニアに次ぐ2位。ルーマニアがミスを連発し、3位だった米国の得点も伸びず、逆転へのシナリオができた。

1番手の米田功、2番手の鹿島丈博とも完璧な演技を披露。最終演技者の冨田洋之が着地をピタリと決めた。70年代を中心に五輪のメダルを独占してきた体操ニッポンの復活。NHK刈屋アナウンサーの「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」は、五輪を代表する名実況として知られている。※14年8月6日、日刊スポーツ紙面に掲載