村上茉愛の日本女子初の銅に“盟友”寺本明日香涙「ヤバい言葉が出ない」

体操全日本個人総合選手権の女子決勝で、自撮りする村上(右)と寺本(2021年4月17日撮影)

<東京オリンピック(五輪):体操>◇2日◇女子床運動決勝◇有明体操競技場

日本のエース村上茉愛(24=日体ク)が日本女子初となる個人種目でのメダルとなる、銅メダルを獲得した。

村上と中学時代からともに世界と戦ってきた“盟友”寺本明日香(25=ミキハウス)は、フジテレビの特別スタジオから村上の演技を見守り「ヤバい…めっちゃうれしい。言葉が出ない」と涙を流した。

寺本は、村上がリオ五輪後に腰痛を悪化させ、欠場した19年の世界選手権では団体で東京オリンピック出場権を獲得した。ただ20年2月、今度は自身がアキレス腱(けん)断裂の大けがを負い、3大会連続の五輪出場を狙って出場した5月のNHK杯で5位に終わり、代表の座を逃した。

寺本はスタジオで、この日の朝に村上から電話が来たことを明かし「今朝、私に電話してきてくれたことがうれしくて…頑張ってしか言えなくて」と吐露。村上が着地も含め、ノーミスで演技を終えると「自分の演技が出来る、村上選手の強さが出た。村上選手自身も納得した演技…私にも伝わって泣きそうになった。私が、常にいるんだという気持ちでやってくれた。抱きつきたいくらい」と感無量の思いを口にした。

村上が銅メダル獲得後のフラッシュインタビューで「試合に来る前に、ちょっと電話して、気合を入れるような言葉じゃないけど『頑張ってくるね』と普通の会話をした。『茉愛が、いい演技してくれたら私もうれしいから』と…明日香が喜んでくれるような演技が出来たと思う」と語ったのを聞くと、寺本の涙は止まらなかった。「本当に…本当に、リオから苦しいところも見てきた。茉愛が苦しいところも見てきた。おめでとうございます。ごめんなさい。すてきな演技も見られて、私はうれしい」と口にすると、涙で言葉にならなかった。