柔道五輪代表の選考へ 金野氏「総合的に判断する」

全日本柔道連盟(全柔連)は27日午後、東京・講道館で、東京五輪代表選考を協議するための強化委員会を開く。

五輪代表選考の「第2段階」にあたり、グランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(21~23日、ドイツ)までの成績などを総合的に判断した上で、2番手に大差をつけた選手が五輪代表に決定する。16年リオデジャネイロ五輪男子73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)や女子52キロ級世界女王の阿部詩(日体大)らは確実視され、最大で男女12人が決まる。

強化委員会では、男女代表監督らが各階級の候補選手のこれまでの実績などを説明して推薦する。その後、委員の質疑応答を受け、最終的には記名による投票で決議する。強化委員の出席者の3分の2以上が賛成すれば決定となる。ただし、候補選手の現所属の指導者には投票権を与えない。

GSデュッセルドルフ大会で初戦敗退に終わったが、昨年の国際大会で4連勝した男子81キロ級永瀬貴規(旭化成)や、故障により欠場した男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)らもこれまでの実績などを踏まえて審議にかける見込み。全柔連の金野潤強化委員長は「あくまでも総合的に判断する」と繰り返し強調し「直近の1年の成績が重要になるが、それ以前の世界選手権や海外の有力選手との対戦成績などをしっかり細かく精査する。準備は出来ている」と話した。

女子78キロ超級の素根輝(そね・あきら、環太平洋大)は、代表選考の「第1段階」にあたる昨年11月のGS大阪大会で代表に決定。男子66キロで19年世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)と17、18年世界王者の阿部一二三(日体大)は「ほぼ同じ」(井上康生監督)と評価し、最終選考の全日本選抜体重別選手権(4月4、5日、福岡)での直接対決で決着をつける。